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尚円王(1415~1476)

 のちの尚円王となる金丸(かなまる)は、沖縄本島の北西に位置する伊是名島に生まれます。二十歳で両親を亡くし、妻とともに百姓として暮らしていました。

 ある年、伊是名島を干ばつが襲います。島中の田んぼが干上がるなか、なぜか金丸の田んぼだけは稲が豊かに実っていました。これを見た村人たちは「金丸が周りの田んぼから水を盗んだ」と言って怒りだします。

 実は金丸の田んぼは湧水に繋がっていたのですが村人たちは納得しませんでした。ついに金丸は妻と幼い弟(のちの尚宣威王)を連れて、島から出ていかなくてはいけなくなってしまいます。…(続きは本文で)

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