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蔡温(1683~1761

 蔡温は琉球王国の歴史のなかで、最も偉大な政治家の一人だといわれています。
蔡温は華人系の人々が住む久米村に生まれました。蔡温の父・蔡鐸は久米村の指導者を勤め、羽地朝秀の『中山世鑑』を漢訳し『中山世譜』としてまとめた人物です(この『中山世譜』は、のちに蔡温によって加筆、修正が施され、以降、王府の歴史書として引き継がれています)。
 学問に優れていた蔡温は、若くして久米村の青年たちの指導的役割を任されていました。その後、通訳として福州へ渡り陽明学を学んだ蔡温は、自らの学問を琉球王国のために役立てることを固く決意します。。
…(続きは本文で)

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