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恩納ナビ(生没年不詳

 「琉歌」とは琉球の言葉で歌われる叙情歌謡です。サンパチロクと言われる「八・八・八・六」のリズムの歌詞が三線などの音色に合わせて歌われます。琉歌は近世より上流階級から庶民まで広く親しまれてきました。
 恩納ナビは琉歌の女流歌人としてその名が語り継がれています。名前の「恩納」は恩納間切(村)で生まれたことを示し、「ナビ」とは「鍋」のことです。これは当時ありふれた女性の名前でした。百姓の子として生まれたこと以外には生没年を含め詳しいことは分かっていません。
 恩納ナビは多くの優れた琉歌を残しまた。
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