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仲宗根豊見親(生没年不詳)

 沖縄本島より南西およそ300㎞に位置する宮古島は、尚巴志王によって王国統一がなされる以前の十四世紀末頃から、沖縄本島に対して入貢を行っていました。しかしこの主従関係は、その時代背景からも、儀礼的で緩やかなものだったと考えられます。

 宮古島が琉球王国との間に明確な従属関係を結ぶようになったのは、十五世紀に仲宗根豊見親が宮古島を治めるようになってからでした。仲宗根豊見親は琉球王国への積極的な入貢を行います。それにより琉球王府の信頼を得た仲宗根豊見親は、時の尚円王から「宮古島頭職」の役職に任じられたのでした。…(続きは本文で)

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