「百度踏揚」とは神女としての名前で、その本名や生没年は分かっていません。
踏揚は尚泰久王の娘として生まれました。当時の琉球王国は、尚巴志(踏揚の祖父にあたる)によって統一がなされたものの、以前各地の按司たちや王族同市の間で権力争いが繰り返される不安定な状況にありました。
そうした混乱の時代を、踏揚は王女としての過酷な宿命を背負って生きたのでした。…(続きは本文で)