儀間真常は「沖縄産業界の父」と称され、「琉球五偉人」にも数えられる人物です。
儀間真常は真和志間切垣花村(現在の那覇市垣花町)で首里王府の役人の子として生まれました。その後、自身も王府で勤めるようになると、三十六歳のときに真和志間切儀間村の地頭(村長)となります。
当時の琉球王国は島津氏から侵攻を受け、その支配下に組み込まれるとともに、重い税制が強いられる苦難の時代にありました。
儀間真常は産業の発展を目指すことで、こうした国家的困難にある琉球を導いた人物です。…(続きは本文で)